「唐木屋のなか」でブクブクを呑む


仕事が終わった。今宵は図書館に寄ろう。
渋谷・東横のれん街、三軒茶屋・東急ストアでおつまみを買う。
東急世田谷線で一駅、西太子堂で下車。
僕の図書館「唐木屋のなか」である。
酒の求道者である親父のブログで、
いまが「超活性にごり」の時期であることを思い出した。



小左衛門「超活性にごり」純米大吟醸
親父の店でも仕入れられるのは一樽10リットルのみ。
つまり、いまを逃したら次の冬まで飲めない。
僕の気持ちがそんなに長くは持たないのは
他ならぬ僕自身が知っている。
「唐木屋のなか」に急げっ!
店では「ブクブク」と呼ばれている。
なんせ超活性なのである。




ここはおつまみ持参OKなので、
(と言うよりおつまみはない)
アジフライ、焼き野菜サラダ、ブラックペッパーチーズ、
魚肉ソーセージを持っていく。
チェイサーの水は外の自動販売機で買う。
文庫本を開く。
酒蔵にチャイコフスキーが流れる。
なんたる至福の時。
やっかいなあれやこれやはすべて忘れる。



ただし、注意することがひとつある。
「超活性にごり」を調子に乗って呑んでいると
足どころか腰を取られる。
したがって僕もストイックに二合で終了。
樽が空にならぬうちに再訪するつもりである。