カンヌの混沌と世代交代


第59回カンヌ・クリエティビティ・フェスティバルも
いよいよ後半戦。
この数年カンヌはセミナー重視にだいぶんシフトしてきた。



参加者は少しでも新しい知見を持って帰ろうとするのか、
今年はどのセミナーもほとんど満員札止め
確かに以前のように作品だけ見ている訳にもいかない。
いったいどこにフォーカスして持ち時間を配分すればいいのか、
楽しみながらもどこかとまどっているようにも見える。



カンヌ事務局はコンテンツの中身をさほど制御しない。
カンヌの混沌は僕たち集合の無意識の反映である。
混沌そのものがクリエティビティの母であるのか。
どこを探せばその母に出会えるのか。



サイバー、デザインの授賞式では30代の同僚精鋭たちが
次々と壇上にあがり金賞のライオントロフィーを手にした。
世界各国の受賞者たちを眺めていると
明らかに世代交代が進んでいる。
目利きのベテランが舞台裏を支えているケースが実は多い。
世代交代は一朝一夕で起こる訳ではないのだ。


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