本日のSpikesAsiaは僕は午後からの参加だった。
印象に残ったセミナーは以下の3本。
●Rei Inamoto
"The Future of Advertising isn't Advertising"
この人の語りのうまさには定評がある。
うますぎて、ちょっと嫌みなほどだ(苦笑)。
未来の広告は広告でないと規定し
ラストで父親とのパーソナルコミュニケーションにまつわる
エピソードに落とすくだりにも破綻なし。
会場で同時に別のプレゼンテーションを並行しており、
そのノイズがセミナーを邪魔して不快だった。
一会場ですべての催しをまかなうSpikesの欠点である。
その後もこの欠点は随所で見られ
スピーカーたちも不快を隠さなかった。
ぜひ改善していただきたい。
●Koichi Yamamoto x Daito Manabe x Kaoru Sugano
"Exploring the Frontier Where Art, Technology and
Advertising Meet"
多くのスピーカーがテクノロジーの重要さを説きながら、
プレゼンテーション自身はその手前で止まる。
本セミナーはモデレーターが二人のスピーカーとともに
オープンソースを主題にテクノロジーと創造性に迫った試み。
ややギークス向けの専門用語が飛び交ったが、
こうしたセミナーも提供しないと
SXSW、AdTechなどのコンファランスに遅れをとる。
●Lyn Heward
"Igniting the Creative Fire that Lives Within Us All"
ご存知シルク・ド・ソレイユのクリエーティブ・ディレクターが
このユニークなパフォーマンス集団の創造性の秘密を明かす。
広告業界の外側のスピーカーたちから光り輝く人が現れるのは
ここ二三年のカンヌでのセミナーの傾向と同じだ。
地元アジアパシフィックでの開催だけに
あちらでもこちらでも見知った顔に出会う。
同時に初めての人たちとの交流が生まれる。
リアルタイムに一カ所で顔を合わせるよさなんだろうね。