ギャップにチャンスが眠っている


僕の通勤圏に限れば
初雪翌日より二日目のこの日、鉄道関係者は苦労していた。
遅延あり、運転見合わせあり。
僕は車内アナウンスとiPhoneで得られる情報を活用して
どうすれば最小限の遅れで会社に着けるか試していた。
そもそも普段2分の遅れで
運転士が謝罪アナウンスを流す都市は日本以外経験がない。
「そこまで律儀でなくても」とつい思ってしまう。



緻密なサービスが日本の強みであり弱みである。
国内では精巧な機械のように動くのだが
その緻密なサービス自体を輸出できない。
もしくは高コストになって競争力を失う。
そもそもそこまで緻密なサービスが
日本以外で求められているかも疑問だ。



海外の人たちが日本を旅するときは、
精巧な機械のようなおもてなしをたいがい絶賛する。
国内と海外のギャップに
僕はチャンスが眠っていると思うのだ。