フランクフルトの仮の宿

yukionakayama2007-07-30

本来ならいまごろ日本の土を踏み
家路に急いでいる時間だ。
が、なぜかまだフランクフルトにいる。
ベルリンからフランクフルトに向かう飛行機が
2時間遅れたため、日本への接続便に乗れなかった。
荷物検査で預かったはずの乗客のナイフが見つからなかったとかで、
搭乗してから再度全員降ろされ再検査したのだ。
そもそも、僕たちが乗るはずだった便の
ベルリンへの到着が1時間遅れていたから都合2時間。
惜しくも接続には間に合わなかった。
フランクフルトで飛行機を降りバスに乗りかえ
ターミナルビルまで行くと、日本の二社の係員だけが
ロゴ入りのプラカードを抱えて僕たちを迎えてくれた。
僕たち5人A社の一行は、気の弱そうなトリリンガル
ドイツ人青年が面倒をみてくれた。
翌日午後の振り替え便を押さえ、ホテルを手配し、
遅延証明書を係員に書いてもらい、
空港内のホテルにチェックインするまで
ツアーコンダクターのように仕事をした。
「こういうことはよくあるの?」と尋ねると、
「僕は前に一度あっただけだけど、同僚のときにあった」と答える。
過保護という見方もあるだろうが、
僕は日本の航空会社のこうしたサービスはありがたいと思う。
なにかと不安になりがちな海外の旅では、
情報不足が一番パニックを起こしやすい。
状況が分かればあきらめもつき、次の思考・行動に移ることができる。
写真は、仮の宿となったシェラトンホテルの一室。
この他にTシャツと洗面セットをくれ、
夕食代30ユーロ、朝食代28ユーロは航空会社持ちとなった。
今朝のレストランは、接続便に乗れなかった世界各国の乗客たちで
にぎわっていた。