夏から初秋のきのこ

昨夜はベルリンスクール事務局を
とりしきっているSheridanが
ご飯をご馳走してくれると言うので、
一緒に出かけました。
「高くないお店で、あなたが気に入っているところに
連れていってくれるとうれしい」。
僕の頼みにSheridanが選んでくれたのは
サビニー広場のイタリアレストラン"Florian"。
偶然にもベルリンスクール初日に
僕がひとりで行ったレストランでした。
地元の人たちが週末などに楽しむ店らしく、
適度に混んでいて、ウェイター・ウェイトレスの
仕事ぶりも気持ちいい、愛らしいレストランです。
Sheridanはもともとエンターテインメントの世界で
働いていたアメリカ人。ドイツに留学したのがきっかけで
ベルリンに住むようになったのです。
ドイツ自慢のFranken Weinをカラフェでもらい、
僕は前菜にイカと海老のサラダ。
インコースはトリュフのパスタを注文しました。
Sheridanがメインに頼んだきのこの料理は
二年前の秋にミュンヘンで食べたもの。
名前を聞くとPfifferlingと教えてくれました。
夏から9月くらいまでしか収穫できないきのこです。
ホテルの近所のスーパーマーケットでも並んでいるのを
見かけました。Sheridanが味見させてくれました。
色は明るい茶色で、味はさっぱりめ。
ドイツの夏の味覚に触れることができました。
写真はこの二週間、ホテルの部屋で僕を慰めてくれた花。
近所の花屋で買いました。
生きるものが部屋にいるかどうかで、気持ちがずいぶん違います。
海外を旅するときは、たいがい花を買って部屋に飾ります。