Ulrichshusenの古城へ


アムステルダムからベルリンに入る。
離着陸が混雑していて出発が30分遅れた。
ベルリン・テーゲル空港では、
マイケル・コンラッドベルリンスクール学長、夫人と待ち合わせしており、
そこから学長運転する車で2時間かけて
結婚式の会場である古城に向かうのだ。



その城はハンブルグとベルリンの中間地点に位置する
Ulrichshusenと呼ばれる場所にある。
週末にこうした古城を使って2泊3日の結婚式を行うのは
ドイツでは割合普通のことだと、
ベルリンスクールクラスメートのマティアス君が教えてくれた。
どの古城も維持費がたいそうかかるため、
結婚式場、レストラン、コンサート会場などに貸し出し、
生計を立てている。



   (この古城の一階=日本の二階、に僕は泊まった。
   そのフロアには僕の部屋しかないのだ)


日本人の僕がなんの理由もなく
Ulrichshusenの古城に来ることは
たぶん一生なかっただろうから、
物事のはずみとかきっかけと言うのは
人生に思いがけない展開を作るものだ。


そうして、パーティのメイン会場となる
古城ホテルの一室に泊まることになった。
一泊€70だから、市内のホテルに比べて格段に安い。
インターネットが使えないなど
多少の不便は我慢しなくてはいけないが、
ドイツの人たちがときどきこうした土地を訪れてくつろいだり、
仲間や親戚と親交を深めるのはなかなかいい時間なのではないか。



子どものいる人はみなさん子どもを連れてやってきている。
子どもだけで全部で38人いて、
明日はおとなのパーティの前に
子どもたちだけのパーティが催されることになっている。