今夜はどぶろくが呑みたいな


なんだか、ふと、どぶろくが呑みたいなと思った。
前日に家の近所のスーパーで
前に並んでいたおじさんが「菊姫にごり酒」四合瓶を
買っていたのが意識に残っていたのか。


ウルが昨年11月我が家に来てからというもの、
もっぱら我が家のバーUruru、Urumaru食堂をはしごしている。
東急世田谷線に乗って「唐木屋」に寄ったら、
本来予約注文しなければ入手できないどぶろくが一本残っている。
おかみさんに尋ねると売ってくれると言う(「やった!」)。
信州佐久の武重本家酒造、その名も「十二六(どぶろく)」である。



「唐木屋」のご主人は僕の日本酒のメンターである。
ほとんど口をきいたことはないが、
ご主人のブログ、ツィッターを丹念に読めば
学べることはいくらもある。


普段は店の奥にひっそりある会員制有料試飲スペース
「唐木屋のなか」で本を読みながら1時間ほど呑んでいく。
今宵は手に入れたどぶろくをぶら下げ、
我が家のバーUruruで一杯やることにする。
待ち猫あり、なのだ。



なるほど、つぶつぶしていて酸味がある。
おかみさんが言うとおり、
しばらく常温でほっとくと酵母が仕事をして味わいが変わる。
アルコール度数は5度だからビールとほぼ同じくらい。


グラス片手に、今夜も本の続きを読んでいる。
電気コンロに乗せた鉄瓶から湯気が出ている。