60歳で定年退職し、
シニア社員として一年契約を勤務先と交わせたのはまずはよかった。
でなければ、今頃あちこちウロウロ動き回っていたかもしれない。
一方、新入社員の時の年俸を下回るのが現実だから、
社会人になって以来、最少の収入で生活を切り盛りする必要がある。
同居人の助言を得て、家計簿をつけることにした。
倹約するにせよ、お金のInとOutを精確につかまなくては
対処の方法すら見つからない。
同居人は「シニア契約社員の家計簿」というテーマ自体を
面白がっている。
武士の家計簿・現代版という訳だ。
大学ノートに金銭出納を付けてもよかったが、
せっかくの機会なので世間でどんな家計簿が人気なのか
自分なりに書店で調査した。
専業主婦(主夫)が付ける家計簿と
シニア契約社員の僕が付ける家計簿は使いたい項目が異なる。
書店に置いてある家計簿をすべて比較して、
クロワッサンの出しているものを購入した。
一冊540円。
そもそも家計簿をつけるのに値段の高いものを買う人はいない。
各社再生紙を使ったり、コストダウンに励んでいる。
日々の金銭の動きはEvernote(無料)を使う。
iPhoneでメモ代わりにつけておけば、忘れる心配がない。
WiFiで会社のMac、自宅のMacと同期して
週末にまとめて整理するのに都合がいい。
使えるものは全部使うのがこれからの生き方だ。
不要になるものは捨て、買わない(更新しない)。
(Evernoteを本格的に使い始めた)
三ヶ月で金銭の動きの概要をつかみ、
最終的には一年回してみないと細部の動きまでは分からないだろう。
使えるお金が極度に限定されているということは
優先順位はつけやすい。
だって、ない袖は振れないですもんネ。
お金が不自由な代わりに、時間は比較的自由になるので、
健康、時間、お金のバランスが重要になると思う。