寒い晩は燗酒に限る


副会長が晩ごはんを食べにやってくる。
歩いて5分ほどの近所に住んでいるので、
お互い気楽な付き合いなのだ。
二人分のごはんが突然三人になっても問題ない。



七輪で炭を熾して(僕もだいぶ上手になった!)、
白鷹を燗で付ける。
寒い晩は燗酒に限るね。
同居人が湯豆腐、グリーンピースの卵とじ、
青森八戸のプレミアム鯖缶水煮などを手早く用意する。



大王は僕のヒザと副会長のヒザを行ったり来たりする。
胡留さんはみんなと少し距離をおいたあたりで
話に耳を傾けるように瞑想している。