僕が勤める会社社屋から
昼休みに5分も歩かぬうちに会社員の聖地S駅駅ビルに着く。
この中にもまだまだ未踏の秘境が残されている。
夜は居酒屋、昼は4種類の定食をすべて600円で出す
「くまもと」の暖簾を初めてくぐる。
なるほど。
客はすべて男性。
この店も女性ひとりでふらりと入るのは
少々勇気が要るかもしれない。
ロースカツ煮定食を頼む。
周囲の客の2/3以上はこのメニューだ。
夏バテ対策に、みんな肉を所望するといった具合か。
小皿4種。すべて80円。
冷や奴。冷やしトマト。生卵。納豆。
植物性タンパク質もバランスよく取りたいと冷や奴を注文。
80円だけあって、一丁の1/4くらいの大きさだ。
全体に可もなく不可もなくの味だが、
計680円のランチにこれ以上望むのも酷な話か。
隣りのカツ丼専門店「まるや」を覗くと
ロースカツ丼500円。
どの店も昼時は採算ギリギリで勝負を賭けている。
その緊迫感と低価格が会社員にはたまらない。
「まるや」では味噌汁、刻みキャベツは別注で＋200円。
やっぱり野菜も汁物も欲しいから頼んじゃうだろうな。
追加オーダーで計700円。
（「まるや」は偵察のみ。二軒ハシゴした訳じゃありません！）
（大王食堂・同居人のための夜食小弁当。緑黄野菜必須）
自分で買い出しから調理までやっているからよく分かる。
繁盛している店のランチは
値段と中身のバランスにホントに努力している。
頭が下がりますです。
わが大王食堂も見習いたい。
