文化を戦略にする都市、釜山


釜山はソウルに次ぐ韓国第二の都市で人口340万人。
10月に10日間開催する国際映画祭は第20回を迎える。
2014年は79ヶ国から312作品の応募があり、観客は23万人。
人口の7%弱に当たる。



国際広告祭AdStarsは8月20日から22日まで3日間の開催。
今年で8年目。
2015年は世界各国から17,000本を超えるエントリーがあった。
今週末8月28日からは4日間の日程で、
第3回コメディ−・フェスティバルが開かれる。
釜山は文化を戦略に取り入れる都市である。
大臣、市長がAdStarsオープニング・ガラに出席して
広告祭が国家、市の優先事項であることを内外に示している。



セミナーやセレモニー以外の展示は無料で見られるので
一般客も数万人単位で参加する。
学生向けコンペティションYoungStarsがあるフェスティバルは
AdStarsだけだ。
韓国はもちろん、日本・中国からも
学生、メンターの先生が参加している。
2年前はロシアからも学生が来ていた。



街のサイズもほどよく審査員、スピーカーで招かれた僕たちも
世界からやってきた仲間たちと一日に何度も出会い、会話を交わす。
広告賞のためだけではない、
業界のプラットフォームになりつつある。
身体に優しい食べ物、穀物、野菜、魚介類が豊富であるのも
なんともうれしいことだ。
食ももちろん文化である。



   (一度試してみたかったカレイとワカメのスープ。絶品。
    ごはん、プチサラダ、カボチャペースト、
    カレイと大根のピリ辛煮、小皿4品が付く。
    以上セットの定食で12,000ウォン。1/10換算で1,200円)