メルマガ『佐藤優直伝・インテリジェンスの教室』


2015年1月から
メルマガ『佐藤優直伝・インテリジェンスの教室』を購読している。
月2回、第2第4木曜配信。購読料月1,080円。
毎号5部構成。
構成は目次のようなものだから
『デジタルノート』で公開しても問題はないだろう。



  第1部 インテリジェンス・レポート 分析メモ2本
      時事問題から二つを選び、インテリジェンスのプロとしての
      分析をレポートする
  第2部 読書ノート3冊 連読資料付
      月300冊読む本から毎号3冊を厳選して紹介するノート。
      連読(連続読書)資料を紹介しテーマの深掘りを助ける。
  第3部 質疑応答
      読者の質問に原則すべて答える。
      誹謗中傷、人権侵害などに当たる質問には答えない。
  第4部 文化放送「くにまるジャパン」発言録
      野村邦丸パーソナリティのラジオ番組にレギュラー出演。
      ここでの発言を外務省の人間がすべてチェックしている。
  第5部 今後のラジオ出演・講演会などの日程
      佐藤優の活動の全体像が分かる。講演の数を減らして
      大学他の教育機関で連続講義をいくつか並行して続けている。



毎号中身が濃い。
配信の日が僕は楽しみで
その日のうちに隅から隅まで読んでしまう。
iBooks(アップル)、
Kinoppy(紀伊國屋書店)などの電子書棚に保管して
いつでも読み返せるように整理整頓している。


以前、あるジャーナリストのメルマガを購入していたが、
著作と比べてあまりの中身の薄っぺらさに失望し購読を中止した。
読者の貪欲な知的胃袋を
コンスタントに満足できるだけの知的体力を持たない人は
たとえプロフェッショナルだろうとメルマガには手を染めない方がいい。



佐藤優にとってこのメルマガが
知的活動のベースキャンプのひとつであるように僕には思える。
ベースキャンプの一部を限られた読者に公開しているのだ。
『インテリジェンスの教室』で同志社大学講座を知り、
5月からは月1回90分の講義にも通っている。
来週から『ナショナリズムと国家2』(全5回)の
第1回が始まる。
課題図書を読み込んでいるところだ。


(文中敬称略)