バンコクに来ている


2016年初出張はバンコクである。
シニア契約社員になっても
必要があれば海外出張ができることは
仕事上、有難いことのひとつだ。


バンコクはイメージより日本から遠く、
飛行機に乗っている時間だけで7時間弱。
前後の電車、タクシーの時間、
空港での待ち時間を加えれば、12時間ほどになる。
つまり移動日には移動しかできない訳だ。



先乗りしている同僚たちは会議の準備に追われている。
晩ごはんの場所くらいは無論自分で手配する。
しっかりしたコンセルジュがいるかどうかは
ホテルの実力のひとつだ。
料金をサイトで比較するだけでは案外分からない。


コンセルジュに「気楽でおいしい近所の店を紹介してほしい」と頼めば、
決して自分のホテルのレストランの押し売りはしない。
今回もそうだった。
賞を取っているレストランらしいが、
メニューを見る限り値段は高くない。
客層は家族連れ、カップルなどごく普通の人たちに見える。
地元客が多いのはいい店の印だ。



空心菜炒め、つみれのピリ辛ソース、蟹炒飯。
普通の物が普通においしい。
店員もキビキビ働いている。
いい店を教えてもらったな。
ホテルに戻って珈琲を、と思ったが
居心地がよくてデザート、カフェ・ラテもここで取ることにした。



持ってきた文庫本を読む。
明日は早朝から丸一日大会議だ。