僕が現在務める社にDentsu Lab Tokyo (DLT)が発足したのは
情報として知っていた。
ワークショップに参加できると聞いて
事前に申し込みを済ませ、覗きに行った。
ビルの地下、写真スタジオに隣接していて
なにやら秘密基地のような雰囲気を醸し出している。
DLTメンバーのひとりがモデレーターとしてゲストを紹介する。
「森の木琴」「Eye Play the Piano」などの仕事を手がける
福岡の invisible designs lab.松尾さん、
上尾の山本製作所で電子デバイスなどを制作する
エンジニア山本さんがこの日のスピーカーだ。
お二人の手がけた仕事の素晴らしさもさることながら、
この秘密基地でワークショップを運営する若手たち、
そこに集結した若手中堅たち（僕はたぶん最高齢）の自発性がいい。
そもそも物事を学び、人と関係を築くには自発性である。
あてがいぶちの研修、セミナーなどに満足していてはダメだ。
知の取得、研磨は格闘技である。
肩書年齢国籍性別をいったん脱ぎ捨て、
自由平等の担保を前提条件として。
このワークショップのことを
さっそく部会で若手同僚たちにも共有した。
Rさんひとりを除いてみんな知らないようだった。
目をこらし、アンテナを張り巡らしておけば、
まだまだ世界には面白いこと、自分を鼓舞する場所も見つかるのだ。
それも案外、近所にね。
