Fabulous Four 2016@AdFest


僕が毎年楽しみにしているAdFestの企画が
"Fabulous Four"。
アジアパシフィックの若手フィルムディレクターに
チャンスを創るために始めた。
応募資格は自分でこれまで演出した作品が6本以内であること。
年齢は問わない。


大会テーマ "Creative Intelligence(創造的知性)"を表現する
5分のショートフィルム脚本を応募。
優秀作4人にAdFestが渡航費、4泊5日の宿泊費、
大会入場パスを提供する。
ただし、フィルム制作費は応募者負担になる。



2016年はダッカバングラデシュ)からShihab Shajib、
東京からErika Konno、Kazuhiko Hiramaki、
Narumi Muranakaが選出された。
プログラムが知能を持ち、
自分のガールフレンドを奪おうとする物語のShihab。



メトロノームで144の高速リズムでしか
行動できない男を描いたKazuhiko。
クリスマスの夜に泥棒に入った男と盲目を装う少女の
だまし合戦の物語のNarumi。
カフカばりにある朝突然全身に毛がはえ若い女性が
困難をチャンスに変えるダンスストーリーのErika
4本とも見応えがあった。
フィルムクラフトロータス審査員が選んだグランプリは
Erika Konno "Brushing Up"だった。
おめでとう!


こうした若手育成のプログラムが
AdFestの見所のひとつでもあるのだ。