大王、五度目の命拾い


帰宅すると大王の様子が怪しい。
玄関のトイレに10分くらい滞在していたかと思えば、
おしっこが一滴も出ていない。
尿路結石の症状だ!


すぐにO動物病院に電話すると
DB先生夫人が電話口に出て「すぐどうぞ」と言ってくれた。
賢夫人なのである。
DB先生苦手のカテーテル治療で
なかなか注射針を尿道に入れることができない。
なんせ大王は少しもジッとはしてくれませんから。



さんざん試行錯誤したあげく、
尿路を塞いでいた石が動き貫通、放尿。
大王はホッとした症状だ。
膀胱満タンを100とすれば95の状態。
翌朝まで放置すれば110くらいになった。
120〜130くらいまでは辛抱できるが激痛。
さらに放置すれば全身に尿毒が回り48時間以内に絶命する。


治療を終え、消炎剤・ビタミンの注射をした後、
DB先生は少し安心したのか「ナイス、発見!」と僕を誉めてくれた。
四六時中ともに暮らす飼い主が異変を発見できなければ
獣医も打つ手が狭められる。
飼い主こそ動物の体調の変化を観察する責任がある
というのが先生の持論である。



   (今週は木金土とDB先生の夏休み。心配)


我が家に来てから大王は四度目の命拾い。
来て早々肝臓の数値が最悪状態だったから
それを勘定に入れれば早五度目か。
運の強い猫ではある。


大王の命拾い顛末については
同居人ブログ「もるとゆらじお」も併読くださいませ。