スキルを磨いて自立自律


Sホテルに50〜60人が集結して
アジアパシフィック・クリエーティブ・ディレクター会議が
朝9時から始まります。
僕の出番は最初のコーヒーブレイクが終わって二人目。
時間にすれば20分のクリエーティブ・セッションです。
たかが20分、されど20分。


出席のみなさんに僕が伝えたいことを、
みなさんが役に立ったと思ってもらえるように伝えるには
準備と工夫が要ります。


 (1) Keynoteを使って自分が収集した動画をスライドに張ってレイアウトし
 (2) MacBook Airクリッカーを使って自分で操作し
 (3) 英語で原稿を書いて英語で話す


少なくとも以上3点くらいは
自分ひとりでやれるようにしたい。
10年くらい前からAppleストアで教わったり自分で練習して
レーニングと実践を続けています。
これができるようになれば
世界中ひとりでクリエーティブ・セッション行脚が可能になるからです。



 (ゲストスピーカーのYさん、Tさんは
 "Art & Copy" について20分のセッション。東京でも聴けない内容です)


もちろん、会場セッティングに始まり、本番中のトラブルまで
技術スタッフ、事務の裏方たちに助けてもらうのも事実です。
でも自立自律精神を持ち続けるには
自分のスキルを向上させ続ける意志が必要条件だと思うのです。


デジタル時代、グローバル時代の心得や知見を人に説く方が、
自立自律精神、自分でなんとかするスキルを持とうとしないのを見るたびに、
「あ、この人、きれいごと、言ってらぁ〜(=ウソつきだぁ〜)」
根が素直(単純?)な江戸っ子の僕などは反射的にそう思ってしまう。



もちろん試みには失敗がつきものだし、
自分を助けてくれる方たちへの感謝の気持ちは決して忘れません。
頑張っても、頑張っても、
自分ひとりではどうにもならない領域、局面は多々あります。
でもだからと言って、
自分でどうにかできる領域、局面まで安易に他人に頼ろうとする人は、
老若男女問わず、尊敬できないんだなぁ、僕は。


ともあれ、20分のクリエーティブ・セッションは
みなさんから、まずまずの手応えがあって完了しました。
ああ、ホッとしたぜよ(心の声)。