楽しくも厳しいグローバル・ルール


きょう明日は朝9時から
この6ヶ月間のネットワークの作品検討会。
会議室に籠もります。
2011年4月からこの会議のチェアパーソンを務めて12回目。
2年前の定年退職をはさんで5年8ヶ月になります。


今回は招聘した海外審査員8名、日本審査員7名、
全部で15名のチーム。
初めて海外審査員の人数が過半数を超えました。
事務方は日本、香港合同チームです。



シンガポール、ムンバイ、マニラ、メルボルンオークランド
上海、モントリオールサンパウロを仕事のベースにしているのが
8名のクリエーティブ・リーダーの内訳。
けれども、国籍で見れば、
シンガポールTさんはマレーシア、メルボルンRさんはイタリア、
オークランドPさんはイギリス、上海Tさんはアメリカです。
実に多彩なメンバーですね。


グローバルな広告主の仕事で
しょっちゅう国境を越えてみなさん仕事をしています。
これが現代の「グローバリゼーション」における
広告ビジネスの最前線なんですね。



  (前審査員、モントリオールRさんの差し入れ。蜂蜜キャンディー。
  長い審査にはときどき甘い物の補給が必須です)


経験豊富で、人柄が魅力的で、
仕事が抜群にできてしかも速い!
その上、5時に起床して10kmのジョギングする人あり、
ディナーを終えてから街を探索する人あり。
隙間時間には進行中の案件をいくつも同時に進めているのです。
時間の使い方にも学ぶ点がありますね。



  (ファシリテーター、香港Bさんの差し入れ。クッキー)


みなさん超人揃いで、凡人で努力だけが取り柄の僕は、
遙か後方からついていくのが精一杯。
でも、ときにはゴールを狙ってシュートするように、
発言を試みます。例え得点できなくてもね。


黙って、投票で手を挙げてるだけじゃ、
誰もそこに自分がいる価値を認めてくれないのが
「グローバル・ルール」です。
年齢、肩書き、所属している会社の規模などは
そこでは何の意味も価値も持ちません。
「お、Yukioもいいこと言うね」と時々認められなければ、
シュートゼロ得点ゼロで試合が終わります。



大変ですけれど、楽しくも厳しいこのフィールドにいることで
辛うじて「現役」のクリエーティブ・アドバイザーに
とどまれている気がします。
年齢に甘えていないで、
自分の才覚、工夫、ガッツでサバイバルしていかなくちゃっ!
ときどき休憩しながらですけど、ね(苦笑)。