些細なことを実証したい<焙煎カレー大盛の謎の巻>


些細なことでも自分が気になったことは
できる限り調べて実証してみたい。
いや、ホント、些細なことなんですけどね。
金曜日にいつもの4F社員食堂に行って
今週の金曜無料サービス、豚汁をいただき
カレーコーナーに向かう。
あれ、いつものおばちゃんじゃなくて
若い女性だ。


「焙煎カレー、ごはん、大盛でお願いします!」
いつもの台詞を元気よく伝えると、
「ごはん、大盛、できないんです」
あれ、きょうは何かの事情でごはんが足りないのかな……
まぁ、そんなときは、もちろん紳士ですから、
文句も言いませんし、不満気な表情も致しません。


席に着いて、気づいた。
あ、そうか。
あれは老練おばちゃん、
もしくはチーフっぽいおじさんだけが
自己判断でごはん大盛を認めているのか……



 (ランチの後は25Fに新設のライブラリーで一休み。
 新刊本・雑誌も豊富で居心地がいい。僕らの著書も並んでる)


そう仮説を立てると、どうしても実証してみたい。
いや、ホント、些細なことなんですけどね。
でも、自分のこだわりを他人のこだわりと
交換することもできないんでして。
  

本日月曜日、またまたカレーコーナーに向かいます。
お、いつものおばちゃんだ。
なんとなく無表情で取っつきが悪い感じはするんですけどね。
「焙煎カレー、ごはん、大盛でお願いします!」
返事をするでもなく、おばちゃん、
ちゃんとごはんを大盛によそってくれて
「ありがとうございましたっ!」
これもいつもの台詞。


もちろんルーは大盛にしてくれません。
僕も客として節度はわきまえています。
去年の仕事納めの日は、
確かルーも心持ち多めにかけてくれて
なんだかうれしかったな……


僕の仮説はひとまず裏付けが取れました。
ごはんの大盛はできないのがたぶんルールだけど、
おばちゃん、チーフ格のおじさんは、
ま、ごはんくらいいいじゃない、
そんなにお腹空いてるんならね
と自己判断でよそってくれてるんですね。


先だってNew York Times
一年間の購読料50%ディスカウントを自己判断した
担当女性と同じ行動ですよね。
おばちゃん、かっこいいじゃん!
無口でも愛想なくても(失礼)、頼れるじゃん!
大盛をしっかり注文したシニア社員は、
ごはん一粒残さずいただきますとも。
きょうもごちそうさま!



 (とちおとめが1パック298円(税別)で出てたので、
 本日の同居人夜食小弁当はデザート付!)



(2017年2月15日追記)
でも、実はまだ謎があるんだよなぁ。
ごはんコーナーに行くと、
「大盛はどうぞ遠慮なく言ってください」
とか書いてあるんだよなぁ。


カレーライスや丼ものだけは
原則ごはん大盛を認めず、なのかなぁ。
確かにかつ丼を注文して
「ごはん、大盛!」と頼んだときは即却下でした。
ごはん大盛の謎は続く……


僕だけか、謎と思ってるのは。
確かにごはんコーナーの大盛は
僕には普通盛の迫力しかありませんでした。
あれで大盛と言われちゃなぁ……



(参考までにこれが老練おばちゃんの正真正銘大盛。
2016年仕事納めの日だったのでルーも心持ちおまけ気味。
右隣りはサラダバー200円。僕には最強のランチ。560円也)