古書に透明カバーを掛けてみました


ときたま小遣いで古書を買う。
紙の手触り、旧仮名遣いなど愛おしいが、
なんせ出版から年月が経っていて壊れやすい。
せめて手元に来たからには長く読める状態に保ちたいと
図書館の蔵書に掛けられている透明カバーに注目した。



ニチバン カバーテープ 35mm×8m CF-35TN 透明

ニチバン カバーテープ 35mm×8m CF-35TN 透明


近所の文房具屋にニチバンのカバーフィルム、カバーテープがあった。
ネットで貼り方の手順を親切に教えてくれる人もいた。
田中菊雄先生渾身の『岩波英和辞典(新版)』。1963年11月10日発行。
(島村盛助・土居光知・田中菊雄著)
高畠素之訳『資本論』(第二巻)。昭和3年(1928年)1月1日発行。
人間の年齢で言えば、それぞれ53歳、89歳。
年季が入っている。



斎藤秀三郎先生の英和に続いて、
田中先生らの英和—写真上—も復刊、頼みます、岩波書店さん)


本自体のほころびは修繕できなくとも、
耐久性が上がり、少々水に濡れても大丈夫。
ベテラン司書なら一冊3分でカバーをかける。
時間をかけても僕なりの仕上がりだけど、
本を大切に読むための保護ができて、満足。



(横から見ると、貼り方が甘いのがバレますね)


wikipedia:田中菊雄
wikipedia:高畠素之
wikipedia: 斎藤秀三郎


熟語本位 英和中辞典 新版 CD-ROM付

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(文中一部敬称略)