村上春樹「三つの短い話」(文學界、2018)


コインランドリーで乾燥機に衣服を放り込み、
近所のK図書館で一休み。
ポットに自家製モカジャバアイスコーヒーを詰めて
持参している。
地下の小ぶりな地元図書館は、
冷房がよく効いているし、
背もたれの付いた椅子も用意してあって居心地がいいのだ。



文學界」7月号に村上春樹が新作短篇3編を
同時掲載しているのに気づいた。
騎士団長殺し』(2017)発表以降に書いた作品だ。


   「三つの短い話」
   <石のまくらに>
   <クリーム>
   <チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ


ゆるゆる読み始めると、
いつの間にかどこかに連れて行かれる感覚は
村上作品独特のものだ。
三篇読み終えると、
ちょうど60分の乾燥時間が完了する時間になっていた。



(大王は同居人が購入したトンネルが大のお気に入り)


2018.7.5追記:


この記事を書きながら
第二話「クリーム」の内容を思い出すことができなかった。
読んでいるときから、
なぜこのタイトルを付けたのだろうと疑問に思っていた。
そういう時は物語ごと
記憶からすっぽり落ちちゃうことがあるんだな。


インターネットで書評を見つけて
物語を思い出した。
もちろん内容はよく覚えていた。
不思議なことに思い出してみると、
三編の中でこの作品が一番好きだった。