あまりに旨そうで、つい訊いてしまった

ある日のこと。
社食のカウンターで昼ごはんを食べていたら、
向かい側に女性社員二人が弁当をぶら下げてやってきた。
ビニール袋から麺、つけ汁のセットを取り出して、
実に美味そうに食べ始めた。
カウンターには目隠しのボードが立てられているので
直接顔と顔は合わない。
でも、下のスキマから見えるつけ麺が気になって仕方ない。


一人が食べ終わるのを待って思わず訊いてみた。
「失礼ですが、それ、実に美味そうなんですが、
 どこの店で買えるんでしょう?」
「あ、これですか? 大門にある鶏ポタラーメンTHANKですよ」
「わざわざ大門まで買いに行ったの?」
「配達してくれるかなと思って電話したら、大丈夫だったんです
 (注:配送手数料¥390とスマホサイトにある)」
「いや、実に美味そうなんでつい訊いてしまいました」
「ホントに美味しいんですよ!」


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僕が話しかけるまで二人は中国語で会話していた。
日本語も流暢だったけど、中国人社員なんだろうと思う。
食に対するこだわり、学ぶものがある。
いつかこの店にも行ってみたい。
(鶏ポタとは鶏肉と野菜で作った鶏ポタージュのことだった。
 スープも麺も実に旨そう)


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(冷やしタンタン麺を試してみたいな)