ウェブ時代をゆく

梅田望夫さんの新著
ウェブ時代をゆく---いかに働き、いかに学ぶか」
ちくま新書)を読んだ。
例えば第六章「大組織vs小組織」を読みながら
自分のこれまでのキャリアを考える。
大学を卒業して入社した会社は
いまでは6,000人の従業員がいる。
自分は大組織で働くのが向いているかなと思う。
一方で、これまで三回の出向を経験してきた。
それぞれ50人、30人、そして現在の250人。
自分で会社を辞めたわけではないが、
さまざまなサイズの小中組織で仕事をしてきた。
だから、大企業で一生のキャリアを終える人とは違って
小中組織の風通しのよさやスピード感も
多少は知っている。
自分がいまからどれほどのウェブリテラシー
獲得できるか分からないが、
フューチャリスト宣言」「ウェブ時代をゆく」を読んで
80歳現役計画を立てることにした。
これからは切磋琢磨次第では80歳まで現役で働き、
他人に自分の仕事の価値を認めてもらい、
報酬を得ることも可能だと僕には思えるのだ。
とすれば、いまの会社で働くことも人生の通過点。
そのための勉強をさせてもらっていると
考えることもできる。
誰かに昇進させてもらえなければ
自分のキャリアに意味がないと心配する必要もない。
会社では20代、30代の
ウェブリテラシーの高い部下を持っているから、
部下から教わることで進歩もできる。
逆に僕がこれまで獲得してきたものから
彼らにプレゼントできるものもあるだろう。
梅田さんの本、もう一度自分の頭で考えながら
今度はゆっくり読んでみる。
梅田さんのブログに掲載されている
他の読者たちの意見や考えにも耳を傾けてみよう。

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

ウェブ時代をゆく ─いかに働き、いかに学ぶか (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)

フューチャリスト宣言 (ちくま新書)