アドフェストの母

写真右はアドフェストの母、
大島真奈子さん。
かつては僕の出向元で会長、社長はじめ
社の重鎮たちの通訳、翻訳を
一手に引き受けていたやり手部長。
いまはリタイアしたが、
アドフェストの季節になると鎌倉の自宅から
ボランティアで事務局の手伝いにやってくる。
英語が不自由な審査員、
コンペティション参加者のために
黒衣となって活躍している。
それでも通訳は自分の意志で
勝手にしゃべっていいわけでもないので
フラストレーションがたまるらしい。
僕を見つけると近所の井戸端会議風に
マシンガンのような大島さんのトークが始まる。
大島さんの言葉の弾丸を笑顔で一心に受けることが
僕のボランティアだと心得ている。
確かに情報通で、
他の誰に聞くより裏事情にたけている。
「これは、誰にも言っちゃあダメよ」
に始まる大島さんの噂話に
ついつい僕の耳は引き込まれる。