自縄自縛の一丁目


昼ごはん時。
魚と副菜のうまい店「中川」に行こうと思ったが、
ふと西新橋一丁目・食事情シリーズが気になって
初めての店"I"(特に名を秘す)に行った。


ノルウェーサーモン焼き定食。
味噌汁、サラダ、茶わん蒸し、コーヒー付で670円。
う〜ん、確かに安いことは安いが、病院のご飯のようだった。
サーモンの切り身はホカホカ弁当の鮭より薄い。
吹けば飛びそうである。
午後に行ったとは言え、客は僕ひとり。
久々の大はずれだった。
探索心と義務感のなせる業とは言え、自縄自縛であった。


西新橋一丁目界隈でこれまで40-50軒の飲食店に行ったろう。
後はなんとなく行く気がしなかった店がほとんど。
別にお金をもらって西新橋一丁目の食マップを
作っているわけではないので
そろそろ食事情シリーズも幕を引く時期が来たのだろう。
前回までの全19回でおしまいにしたい。


http://d.hatena.ne.jp/yukionakayama/20080908/1220970909


西新橋にオフィスが引っ越してきて4ヶ月少し。
友人や同僚に紹介してもいい店はゆうに10軒は越えた。
3回の海外出張の間の食文化人類学としては
まずまずの成果であったと自負したい。


僕の今後の抱負としては一丁目の小宇宙をときに離れ、
新橋、虎ノ門界隈をやや広めに散策してみたい。
デジタルノートで紹介したい店に出会ったら、
そのつど書いていくことにする。


それにしてもみなさん、胃腸の健康を保たないと
食の探索はできませんな。
食欲の秋ですが、どうぞ御身大切に。



写真上は秘湯会の借りている区民農園の地主Sさんが
育てている里芋の葉。
ほんの小さいときから僕は観察しているが、
いまではトトロが雨傘代わりに差しても大丈夫なくらい
見事な大きさの葉をつけた。