金春湯と竜馬



一週間の仕事がようやく終わりました。
まずは銀座八丁目「金春湯」で汗を流しましょう。
仕事ですから楽しいことばかりじゃ無論ありません。
でも、ともあれ一週間、一所懸命働いたのですから
まずは身体をいたわってあげましょう。


きょうは偶然、金春湯で月に二回ある100円デー。
100円でくつろがせてもらったんじゃ申し訳ないな。
持参した東京銭湯お遍路スタンプノートに
金春湯のスタンプを押させてもらいました。



湯から上がると既に時計は午後10時30分を回ってます。
それもそのはず、仕事が終わったのがそもそも遅かったのです。
僕の奥座敷、「立ち呑み竜馬」に向かいます。
この時刻だと言うのに外まで客があふれています。


しばらくして店員さんに隙間を作ってもらって
ようやくお酒と食べ物にありつきます。
毎日満員電車に揺られて通勤しているのだから
呑むときまでわざわざ満員のカウンタ−で呑むこともないんだけど、
竜馬はなんだか元気の出る店です。
11月15日は竜馬の誕生日かつ命日であったらしく、
竜馬フェアと銘打って店をあげてサービスに務めています。


キビキビ働く店長以下スタッフのみなさんが気持ちがいいし、
安価なおつまみも手抜きはありません。
だからこそ、お客さんも金曜日はここで過ごしたいと思って
やってくるのでしょう。


人間らしくやりたいな。
人間なんだからな。


開高健さんが寿屋(現サントリー)に
コピーライターとして務めていた頃のコピーです。
ハイボールのグラス片手に
金曜日の夜がにぎやかに更けていきます。
仕事のわだかまりがゆるやかにほどけていきます。