龍馬とくれば、おりょう


金曜日、仕事を21時までかかって一区切りつけ、
週末の立ち呑み「龍馬」へ。
休日前だから当然混んでいる。
店長はじめ4名のスタッフが今夜もてんてこ舞いの様子で
次から次へと客の注文をさばいている。



人がぎっしり詰まっていて
あたりの会話が飛び込んでくること。
酒もつまみもコストパフォーマンスに優れていること。


カウンタ−に置いてある各自の小カゴに
あらかじめお金を入れておけば
酒や料理が届くたびに店員が客に一声かけて
カゴから勘定を持っていってくれること。


立って呑んでいるから、そうそう長居はできないこと。
したがって、いつ行っても、いつ帰っても大丈夫なこと。
店員たちの一所懸命な働きぶりが気持ちいいこと。



仕事が終わって、
ちょっと気分転換して疲れを軽くして帰りたいときに
どうもこうした場所がぴったりくる。
時代の気分というヤツかもしれない。


まわりの客たちの会話を聞くともなく聞いていると
ああ、こうした場所に集まりたい気分が
いま、そこここに漂っているんだなぁ、と思う。
なんだか、みんなで一斉に、かつバラバラに
漂流しているような社会になってきたからなぁ。



さて、龍馬とくれば、おりょう
「龍馬」にも姉妹店「龍ORYO STANDING BAR」がある。
「龍馬」から歩いて30秒とかからない。
僕は入ったことがないが、外からちらり眺めた感じでは、
「龍馬」より幾分しゃれている。
僕には雑然としたカオスの「龍馬」が合っている気がするが、
いずれ寄ってみることにしよう。