時間/お金/気持ちの連立方程式


デジタルカメラの調子がこのところおかしい。
電源を入れても起動しなかったり、
起動している最中に突然電源が落ちてしまう。
5連休初日、まずはこの問題に最優先で取りかかるべく、
秋葉原のSサービスセンターに向かった。



受付で製品の問題を話すと、
技術者が60分をメドに修理してくれる。
年中無休で、さほど混んでもいないので
その点ではまことにすばらしい。



一方メーカー保証の1年が切れた後、
売店の5年保証を使う場合は
その店経由でなければ無償修理でなく有償修理になってしまう。
ただし、販売店に預ければ
修理が完了するまで二週間はかかる目安になる。
サービスセンターの技術料は10,500円が基準である。
技術者の給与を時給換算すれば妥当な線だろう。


さて、どうする?



「デジタルノート」を書き始めて2年、
もはやデジタルカメラは自分の視覚の一部になっている。
二週間とは言え、その視覚を失うのはさびしい。
かといって、二週間待ちきれずにもう一台購入するのも、
いささかもったいない。
二台持っていたって、普段使いこなせる訳でもない。



僕の結論。
修理すれば使えるものはできるだけ使いたい。
二週間の時間と、技術料10,500円を天秤にかけて
結局、修理をお願いした。
自腹を切っても、わずか60分で修理してくれるのは
この時代、最大の魅力である。


分かったこと。
電源の接触不良だけでなかったために基板の交換が必要だった。
電池にも不具合があったので、6,300円が修理代と別にかかった。



秋葉原でもらった量販店のチラシによれば
ゴールデンウィーク特売で、
僕が使っているメーカーの製品ではなかったが、
各社デジタルカメラが連日14,800円で売られていた。
副会長に試しに聞いてみたところ、
「僕なら修理せずに、新しいのを買いますね」。


この場合、みなさんなら、どうしました?