ここが「カーヴ・ド・リラックス」の有料試飲バー。
せいぜい8、9人が腰かけたらカウンターがいっぱいですが、
これだけワインボトルに囲まれて試飲するのは素敵でしょう。
詳細な情報が載っているメニューはまずは読まずに、
50mlの小グラスで白赤各3種類ずつのワインを試飲。
自分の五感で香り、味わいを探った後で、
それぞれのワインのうんちくを学ぶ。
無論その日の体調、ワインの状態にもよるけれど、
自分に合った銘柄を探し発見し記録していく。
そんな実験が楽しい。
この日、7種類試飲した中で一番気に入ったのが、
シャトーヌフ・デュ・パップの赤。
なんといっても香りが華やかでよい。
10年ほど昔、カンヌを訪れた帰りに
同居人、友人と南フランスを鉄道で旅したことが何度かある。
ローヌ河沿いの土地では手頃な値段で、
料理に合うワインが作られることを記憶している。
ワインを味わっていると、自分の感覚をフルに使って
知らぬ土地、以前訪れた土地に旅に出ているようで楽しいね。
(以下、「カーヴ・ド・リラックス」のホームページより引用)
ドメーヌ セネショー シャトー ヌフ デュ パプ 2006
Dmaine des Senechaux Chateauneuf du pape 2006
フランス ローヌ 辛口 フルボディ
glass 100ml : 750円
glass 50ml : 400円
ドメーヌ・セネショーは長い歴史を持つドメーヌですが、
長い間畑は管理されておらず荒れ果てた状態でしたが、
93年にルー家が買収してから栽培に力を入れ、
目覚しい発展をとげています。
ルー家が所有する際に40ha以上あった畑の中で
最良の区画だけを残したため、現在AOC区画に25ha、
ヴァン・ド・ターブル区画に1haの合計26haを所有しています。
さらに、2007年には
シャトー・ランシュ・バージュで名高い
カーズ・ファミリーが所有し、
カーズ家4代目ジャン・シャルル・カーズ氏が
ゼネラルマネージャーに就任。
ルー家の時代から手腕を発揮した
エコロジストのベルナール・トランシュコスト氏は、
同じ区画でも剪定方法をセパージュによって変えてみたりと、
きめ細かな作業をしており意欲的です。
カーズ家が正式に取得したのは2007年1月ですが、
2006年の9月には、収穫から醸造まですべての工程に
チーム・カーズは関与しています。
グルナッシュ64%、シラー19%、ムールヴェードル15%、
ヴァカレス+サンソー2%、
ブラックチェリーや上質な樽の香が主体で、
スパイスのアロマも感じます。
豊かなコクがあり、奥深い果実味と緻密なタンニンが特徴的です。
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