同僚のUさんが教えてくれた場所。
会社から歩いて7、8分のところにある。
今夜は初めてだったからずいぶん探してしまい、
地図を持参してまた改めて来るかと思った矢先、
その場所は突然目の前に現れた。
兵庫県生野に総本店を持つあられとおせんべいの店、
播磨屋本店が経営する播磨屋ステーション。
朝10時から夜8時まで空いていて、
飲み物(コーヒー、紅茶、ほうじ茶、オレンジジュース)、
自社製品のあられ、おせんぺい、全部無料。無料ですよ。
いまどきどうしてこんなことができるんだろうと
播磨屋ホームページを覗いてみると、
現ご主人がずいぶんと信念を持った方らしい。
若い人たちにもあられやおせんぺいの良さを伝えたいと
真剣に考えた結果が無料カフェのオープンになった。
播磨屋ステーション、東京虎ノ門だけでなく、
全国各地に広がりつつあり、
いずれ銀座にもオープンするらしい。
きっと話題になるだろう。
来ているお客さんも非常識な人は見当たらず、
紙コップの使用はひとりひとつ、
あられ・おせんぺいのお代わりはご遠慮下さいとのルールは
僕の見た限り、きちんと守られている。
(プラスチックの器に山盛りにする人や、
紙ナプキンの上にまで取ってくるおじさんは見かけたが)
したがって客一人当たりの滞在時間はさほどでもなく、
回転率もよさそうな感じだ。
無料で長時間居座るのもどうかと思う人が多いのだろう。
味が気に入った人はお試しの詰め合わせセットを
その場で購入することもできる。
播磨屋ご主人は環境問題にもしっかりした考えがあるらしく、
商売との関係は僕にはまだよく理解できないけれど
世の中にはまだまだ不思議なこともあるものだと感心する。
損して得取れ商法の極意なのでしょうか。
虎ノ門界隈にいらしたときは
みなさんもちょっと寄ってみてください。
(ちょっといいニュースだったもんで、
Uさんには無断でデジタルノートに書いてしまいました。)