川崎のIMAXシアターで3D映画「アバター」を観てきました。
僕が見巧者と一目置くみなさんが口を揃えて薦めるので
「これだけは観ておこう!」と心が動きました。
後からDVDで観ても3Dの真価は判断できないですものね。
まずは3D技術の進化にあらためて目を見張りました。
事前に3Dの見方を聞いていたので
最後列中央の座席をインターネットで予約しておいたのです。
大正解でした。
「アバター」は4種類の方式で上映されていて、
一番本格的な3DはIMAXだと言います。
都内にはIMAXシアターがないため川崎にやってきたのです。
技術をひけらかすだけなら3時間の上映時間はつらいけれど、
ストーリーも面白かった。
特に人間たちが異星人の世界の資源を狙って侵略していく下りは、
思わず顔をそむけたくなるほど醜く、
世界史における人類の愚かさを巧みに再現していました。
(ネットで座席指定して予約。劇場の発券機で受け取る。
三日先のチケットまで予約できるから慣れると便利)
ただ異星人が反撃する段になると、
やはり武力をもって善悪の闘いになるところが
ハリウッドの文法に収まってしまったように思います。
- 作者: 三浦俊章
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2010/01/21
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オバマの演説集をいま日本語で読んでいますが、
ノーベル平和賞受賞のときのスピーチを
「アバター」後半の闘いと比較して考えてみました。
平和を求めるがゆえに戦争を否定しきることができないという矛盾に
オバマが挑んだスピーチです。
武力なしでは異星人も人間に滅ぼされていた訳ですからね。
(3Dメガネはレンズ部分がペラペラで意外とちゃっちい印象。
しかもいろんな人が使ったせいか曇っている)
ジェームズ・キャメロンが指揮したチームの仕事に感謝し、
敬意を払いたいと思います。
とにかく面白いし、3Dの定着が素晴らしい!