メディア変革期にどう生きるか

こういうタイトルを付けた雑誌を買うのは
我ながら少々自虐的かなとも思う。
タイトルにうっかりのせられて
また編集部を喜ばせてしまうだけかなとも考える。


週刊東洋経済」最新号の特集は、
「再生か破滅か 新聞・テレビ断末魔」である。



一年前の同誌の特集が「テレビ・新聞陥落」だったから、
あれから一年、「東洋経済」によれば
二大メディアは陥落から断末魔まで追い詰められたことになる。


そもそも取材力のない雑誌の言うことなら
僕も見向きもしないところだが、
わずか142ページで690円取る、いまどき好調の雑誌だけのことはある。
なかなか中身が濃いのだ。精力的に取材もしている。



   (我は我なり。人は人なり……あ、猫だったか)


メディア変革期に自分がどう生き、どう仕事に取り組むか。
ときには耳の痛い意見も聴く必要があるけれど、
人をあおるタイトルに流されて思考停止することはしない。
僕は「東洋経済」の取材力は買うけれど、
自分の判断はあくまで自分でする。