そうだ、図書館、行こう。


週末にママチャリであれこれ買い物するついでに
ふと図書館に立ち寄った。
古書店でずっと探している本がもしやあるかと思ったのだ。
その本はやはりなかったが代わりに読みたかった本を見つけた。
しかも、同じコーナーに隣同士で並んでいた。
小西甚一『日本文藝史(全5巻)』、
ドナルド・キーン『日本文学の歴史(全18巻)』である。


日本文藝史 (1)

日本文藝史 (1)


小西の著書は古書店で全巻揃いで買おうとしても
僕のこづかいぐらいでは届かない。
そうだ、今度のゴールデンウィークは近所の図書館に行ってみよう。
そう思いついて、久しぶりに登録カードを作ってもらった。
パスワードでネットに入れば、そこから予約もできる。



気づいてみれば、通勤電車でも
図書館のシールが貼ってある本を読む人が増えている。
文庫本はともかくも、単行本を制約なく買える人はそうはいないだろう。
ブロガー仲間のTOSHIの鏡さんharuharuyさんたちも
実に賢く図書館の蔵書を使っていると感心していたのだ。



僕は他のものはあきらめても本は自前で買う。
いつでもどこでも読める自由は代え難い。
けれども、こうして貴重な書物を閲覧したり、
借りたりする自由も捨てがたい。
遅ればせだが、僕も図書館併用派の仲間入りをしたいと思うのだ。


(文中敬称略)