山椒を仕入れに行けなかった


昨夜は踏切向こうの中華料理屋BLKに久しぶりに出かけた。
ここの親父が山椒を使ってつくる麻婆豆腐は絶品なのだ。
一緒に行った同居人、副会長ともに
辛いものにはめっぽう弱い。
やむなくハーフサイズを注文。
二人とも辛さに弱いくせに一口二口はどうしても食べたい。
少々の白いご飯と一緒に食べると辛味が適度に和らぐ。



親父は新モノの山椒が出まわる季節になると、
この麻婆豆腐のために中国・成都まで仕入れに行っていた。
けれど、先日のイトーヨーカ堂への投石ですっかり怖くなった。
定宿がすぐそばだったのだ。



国家同士が話し合う政治問題を、
民間への暴力にすりかえてしまう中国の姿勢には
どうしても賛同できない。
せっかく中国の文化や中国人に対して
理解しよう、好きになろうとしていた気持ちが失せてしまう。



そうした破壊的行動に出るのは一部の人で
常識ある人たちが大部分だとは思うが、
法治国家の根幹が揺らぐようで隣国に対する不信感が生まれる。
少なくとも新山椒を通じた、
ごくささやかな草の根の日中友好がストップしたのは事実なのだ。