足と目と胃袋で上海




仕事で上海に来ている。
7、8年ぶりだろうか。
その間ずいぶん変わったと言う人が多かったが、
僕の印象はさほどでもなかった。
変化するのが当然の都市として上海を認識しているからだろうか。




着いた初日は休日でさしせまった用事もなかった。
僕は足と目と胃袋で街と仲良くすることに決めている。



乗り物に乗らずに自分の足で歩き、
ガイドブックに頼らず自分の目で観察し、
地元客でにぎわっている街場の店に入って食べて飲む。
そうした動作の連続で
街と自分の距離感ができてくるのが好きなのだ。