サンパウロのスコール


サンパウロに来ている。
10年ぶりである。
そのとき機内から見たアマゾンの夜明けをまだ覚えている。



東京からニューヨーク経由でのべ20時間以上飛行機に乗る。
乗り継ぎ時間などを入れれば丸々一日以上かかることになる。
オフィスで打ち合わせをすませたら
ホテルに帰って周辺を少し歩く。



昼間はあんなに青空が見えていたのに
夕方からは雷とともにスコールのような雨が降る。
フロントの女性に傘を借りて外に出た。



機内でずいぶん寝たはずなのに
徹夜明けのような興奮状態が頭に残っている。
この感覚は10年前と同じだ。