Tomie Ohtake Institute


サンパウロの旅を設計するとき
時差調整、会場の下見、機材チェック、リハーサルなどを考え
一日早めに現場にやってくることにした。
過去の経験からこうした準備が万全でないと
必ず齟齬をきたすものなのだ。



広報担当ブラジル人同僚Mさんが今回の仕掛け人だ。
Mさんはニューヨークで10年以上
ジャーナリストとして仕事をしてきた女性である。
彼女がすきま時間を活用して
Tomie Ohtake Instituteに連れていってくれた。
Tomie Ohtakeはサンパウロで長く活躍する女性アーティストで
本人の作品以外にもさまざまな展示をする美術館が見ものなのだ。
この日夜にオープンするプリミティブ・アートの作品を
特別なはからいで見せていただくことになった。
Mさんはいたるところで顔がきくので可能になった。





美術館にはレストランが併設されている。
Mさんのおすすめで水曜と土曜の昼食にのみブラジル人が食べる
黒豆、豚肉、キャッサバの煮込み料理をいただいた。
フェイジョアーダ・コンプレッタである。
前菜のサラダは野菜が新鮮で彩りも美しい。
ブラジル人は色彩感覚に長けている。