会津若松を散策する


只見線は上下ともに一日6本の運行である。
一本逃すと次の電車は4時間後だったりする。
それでも赤字で運行を続けてくれていることで
地元の人も旅行者も助かっている。
てっちゃんと呼ばれる鉄道マニアにとっては
なんとか残してもらいたい路線なのである。



終点会津若松で下車。
地元の酒屋「植木屋」に寄る。
紫綬褒章叙勲が決まった漫画家萩尾望都さんに
同居人がお祝いの酒を送るためだ。
萩尾さんは震災後の東北をテーマにした最近作
『なのはな』を書いている。


なのはな (フラワーコミックススペシャル)

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鶴ヶ城まで散歩する。
この地を散策していると
維新前夜の会津っぽの誠実と無念が伝わってくるようだ。




時分時になり駅前に戻る。
創業100年「マルモ食堂」に寄る。
野菜炒め、甘くない卵焼き、冷奴、おでん、カツレツ。
生ビールと酒を一合飲む。
仕上げは喜多方風の中華そばと半カレーライスを頼んだ。
この日は磐越西線に乗って磐梯熱海で宿泊する。