なぎら健壱が著書『絶滅食堂で逢いましょう』で紹介していた
新宿南口「食堂長野屋」。
いっぺん来てみたいと思っていたが
なかなか機会がなかった。
「お、ラッキー。まだやってる」。
暖簾をくぐった。
あと30分もたたずに店仕舞いだ。
ハムエッグとビールを頼む。
メニューは鉄道駅並みの堂々四ヶ国表示。
日本語、英語、中国語、韓国語が並ぶ。
ぐずぐずしていては店の人に気の毒なので
ごはん、厚揚げ煮、半焼きたらこで夜食にする。
背中の席のおじさんはさっきから酒を呑みながら
独り言をつぶやき続けている。
右前方と正面には二人連れ、四人連れの会社員が
談論風発である。
お勘定は2,000円でお釣りがくる良心的経営。
またゆっくりここで呑みたいな。
どうかいつまでも絶滅なんかしませんように。
ね、なぎらさん。
絶滅食堂で逢いましょう―なぎら健壱が行く東京の酒場・食堂・喫茶店
- 作者: なぎら健壱
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2008/10/01
- メディア: 単行本
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