新宿南口「食堂長野屋」で夜食


なぎら健壱が著書『絶滅食堂で逢いましょう』で紹介していた
新宿南口「食堂長野屋」。
いっぺん来てみたいと思っていたが
なかなか機会がなかった。



「お、ラッキー。まだやってる」。
暖簾をくぐった。
あと30分もたたずに店仕舞いだ。
ハムエッグとビールを頼む。



メニューは鉄道駅並みの堂々四ヶ国表示。
日本語、英語、中国語、韓国語が並ぶ。
ぐずぐずしていては店の人に気の毒なので
ごはん、厚揚げ煮、半焼きたらこで夜食にする。
背中の席のおじさんはさっきから酒を呑みながら
独り言をつぶやき続けている。
右前方と正面には二人連れ、四人連れの会社員が
談論風発である。



お勘定は2,000円でお釣りがくる良心的経営。
またゆっくりここで呑みたいな。
どうかいつまでも絶滅なんかしませんように。
ね、なぎらさん。