台北は雨である。
午前中は台北2拠点でやる予定のセミナー準備に取り組む。
12時にホテル一階で同僚Eさんと待ち合わせる。
歩道に出た店でビニール傘を300元で買う。
1949年創業、小籠包のうまい店「高記」に入る。
お目当ての店が長蛇の行列でここに変更した。
僕はすっかり気に入った。
台北の老舗には良心的な価格で
うまいものを食べさせる店がいくつもあるものだと感心する。
無論、Eさんの店の選択がいいのだろう。
作戦会議がいつしか雑談になってしまうが、
こうした雑談からヒントが生まれる。
アイデアというのは
横道細道が案外好きな生き物のようだ。
昼食を済ませた後は少し街を歩いて
高山烏龍茶を嗜む。
お茶の文化というのは、
人と人の間を整え、話を弾ませる。
いいものだなと実感する。
心配続きだった東京の仕事も
どうやら峠を越えつつあるようだ。
うまく立ち上がることを祈るばかりだ。
