レセプションと焼き鮭小弁当


世界各地から30人近い同僚がやってきた。
セミナー、セッションの後はレセプションが付きものだ。
レセプションはホスト側であればなおさら、
がっついて食べるのはみっともない。


かと言ってストイックに飲まず食わずでいても、
めざといゲストならかえって気を遣う。
なにもしないことが会を盛り上げることにはならない。
こちらもほどよく会話して、ほどよく飲んで食べて。
それがコミュニケーション技術というものなのだろう。



なので、レセプションが終わった後は
なんとなくお腹が中途半端になる。
遅い時間にたくさん食べれば、
眠りも浅くなるし、翌朝の目覚めも悪い。



秋鮭に塩して焼き鮭小弁当を夜食に作る。
たいがい腹を空かせて帰宅する同居人の分を
ついでに作っておくと、意外に点を稼げる。
空腹のときの一食に、人は点が甘くなるものだ。