『闇金ウシジマくん(全9話)』


貸す人は怖いけど借りる人はもっと怖い。
闇金ウシジマくん(全9話)』を見る。
制作費がよほど限られているのか、
登場人物もほとんど必要な人しか出てこない。



それでも結構見てしまうのは、
普通の人がお金に困り、借金の罪悪感が希薄ないまの時代を
くっきり描いているからではないかな。
正規雇用が当たり前になり、
ブラック企業の生態も身近に聞くようになった。



主人公・ウシジマくんは決して正義の人には見えないが、
かといって血も涙もない悪党とも思えない。
身につまされる話が続いて
最後まで見られるかなと心配になったが
最終回を見終わった味わいは案外悪くなかった。



最後に金より愛情、友情を取って
オホーツク海に沈められた(であろう)男も二人だけだった。
あ、もう一人、雇われていたサラ金を裏切って
データを盗んだ男も臓器移植で売られていたな。
シーズン2が出ているが、
できれば気分と体調のいいときに見たいもんだ。