ライブのプレゼンテーションを見ていた


スパイクスアジア16初日は
イノベーション部門のショートリスト、
全10チームのプレゼンテーションを見て過ごしました。


十数年前のカンヌではスクリーニングルームに籠もって
世界中の参加者と一緒にフィルム一本ごとに拍手したり
ブーイングして過ごしました。
会場が巨大なお茶の間になってましたね。


いまは、審査員に突っ込まれながら、
発表者がその場で受け答えする
ライブのプレゼンテーションが面白い。



セミナーにも時折いいものがあるけれど、
見ている人の忍耐度に比例しているのか
60分→45分→30分と年々時間が短くなる一方です。
高いお金を払って、30分で実のある話が聴けるものなのか、
疑問に感じることもたびたびあります。
情報量としては新書一冊分にも足らないでしょう。


もっともつまらなくて長い話なら
途中で席を立ってしまうから同じことなのか。
本当に大事な知識、知見を自家薬籠中の物にするには
プロセスの忍耐が必要だけれど、
こうしたセミナーは明らかにそうした目的の場ではないですね。
最初の5分で客をつかまないと逃げられます。



プレゼンテーション、セミナーの間にも
スマートフォンをいじっている観客もたくさんいて、
「ここにいるのに、ここにいない」状態です。
後はスライドを撮影する人。
帰ってから報告以外の用途で見直すことなんてあるのかな。
ま、そんなこんなの人間観察が面白いんでしょうかね。



晩ごはんはホテルの近所のイタリアンに行ってみました。
小さい店でメニューの品数も限られているけど、
なかなかいい店でした。
今夜も若者たちを中心に賑わっています。


イカイカスミパスタ(アサリが売り切れのためイカに変更)、
アンチョビガーリックトースト(パンは自家製)を頼んでみました。
料理は20ドル、ビール小瓶2本で16ドル(4ドル割引)、計36ドル。
80を掛けて、約2,880円。
ビールを頼むと、勘定書がグッと高くなりますね。
ミネラルウォーターなら2ドルで済みます。