シンガポールに来ている


出発した羽田は雨が降り続いていたが、
チャンギ空港には予定より20分早く到着した。
地域国際広告祭スパイクス・アジア、
アジアパシフィック・クリエーティブ・ディレクター会議に出席するために
シンガポールに来ている。



シンガポールの物価高で
社の規定の宿泊費18,000円に収めるにはちょっと工夫が要る。
フェスティバル会場隣接のホテルMは
朝食込みで30,000円以上取られる。


クレジットカードAのトラベルサービスを利用して、
会場から徒歩15分、地下鉄で一駅のホテルPを確保した。
規定料金を超えるとしても若干の差額精算で済むはずだ。
確かに朝食も付かないし、バスタブもなくてシャワーのみで、
窓からは隣接の建物しか見えない。
けれども、一週間の活動のベースキャンプとしては
部屋のスペース、立地条件に不足はない。



初日夜、地下鉄Bugis駅近辺を散策してみると、
若い人が集まる、面白そうな小路があった。
空港から地下鉄を使ってこの駅で下車したから、
なんとはなしに目を付けていたのだ。
一番行列していた中華料理店「新源記」のメニューを見る。
へぇ〜、物価高のシンガポールでも良心的な値段じゃないか。
道理で若い客が多いはずだ。



見ると、ほとんどの客がソフトドリンクで、
アルコールを注文していない。
酒類は決して安くないからかな。
それとも、アルコール類を嗜まない若者が
この街でも増えているのだろうか。



海鮮かた焼きそば(スープたっぷり)7ドル、
タイガービール大瓶7.5ドルで計14.5ドル。
おおざっぱに80を掛けると、1,160円。
誰もチップを置いていく様子のない、気楽な店だ。


味は普通においしくて、納得。
今夜はサンドイッチでも持ち帰りにして
ホテルの部屋で食べようかと出てきたけれど、
こういう店があるなら、気楽でうまくてなにより。
今回の滞在ではこの界隈を
せいぜい活用させてもらうことにしよう。



  (夕食後ブラブラ散歩していたら、ライバル会社支店を発見!)