東京にいて、格別の用事がない金曜日は
仕事を終えたら、通勤沿線の図書館に寄る。
借りていた本を返しがてら、新刊の棚、
貸出した本が返却されたばかりの本棚、
一般の開架式本棚を覗く。
(駅に直結したビル内にあり下車徒歩1分。
火曜から土曜は21時まで開館していて重宝する)
正社員で働いていた頃、
書籍代だけには給料を惜しげなく注ぎ込んでいた。
自腹で買い、すぐは読まなくとも我が家の勉強部屋に積んでおくことで
仕事の上でも教養を磨く意味でも栄養になると信じてきた。
いまもそう思う。
2014年12月からシニア契約社員の年俸で働くようになり、
いままでと同じ戦略は取れなくなった。
その分、本との付き合い方で、新しい展開も生まれた。
都内5区の図書館で貸出カードを発行してもらい、
それぞれのサイトで検索、予約、管理をする。
現在の自分の勤務時間、各図書館の開館時間を照らし合わせ、
毎週借りたり、返したりしている。
書店の棚と図書館の棚では蔵書、分類がまったく違う。
新刊書、ベストセラーに強い書店と、
旧作名作全集などをしっかり並べている図書館では
棚を覗いていて手にする本が変わる。
一部の本を除けば、次の予約が入っていないことも多い。
2週間で読み切れなければ、
一回だけ延長して4週間借りられる。
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そう言えば、小中学生くらいの頃だったか、
近所に貸本屋があって、
そこに通い、本棚を眺めるのが好きだった。
その頃借りたのはマンガ本中心で
前谷惟光『ロボット三等兵』、
横山光輝『伊賀の影丸』なんかを読んでいた。
田川水泡『のらくろ』も確か借りて読んだな。
一冊につき5円か10円くらいの借り賃だったかな。