書き出しの言葉で本を選ぼう


福生市立の4図書館が表紙を隠し
カバーに本の書き出しの言葉を載せて貸出を始めた(朝日新聞1月17日朝刊)。
紀伊國屋書店新宿本店で好評だった企画を
許可を得て再現したものだ。



書き出しの言葉に興味を持ってもらえば
普段手にしない本の面白さに気づくきっかけにもなる。
本好きを増やそうと試みる司書たちに
在野の一読書人として拍手を送る。


すべてを自分たちで企画することにこだわらず
よそで成功した企画を企画者の了承を得て発展させていく
柔軟性も素晴らしい。
学問も、コンピュータで使うコードも
先行者の財産を継承して発展させていくから進歩が生まれる。



 (紀伊國屋書店新宿本店/2012年8月実施時)


遊び心のあるこうした試みが
他の図書館にも広がっていくと僕は面白いと思う。