金正男殺害事件を金賢姫が解読


きのうのスクラップブックから。
読売新聞2017年2月23日。
ソウル中島健太郎記者の記事。



クアラルンプール空港で2月13日に起きた
北朝鮮金正男殺害事件について
工作員金賢姫の書面インタビューを掲載。
他紙の評論家、学者たちの分析とひと味違って
読み応えがあり参考になった。



以下、記事から一部引用。


  ー殺害された理由は。


  「2013年に(金正恩氏の叔父の)張成沢氏が処刑された事件に
  答えを見つけられるのではないか。
  生前の張氏から金正男氏に流れた資金の一部を
  返還するよう求められたが正男氏が受け入れず、
  殺害されたのだと思う」


  ー次のターゲットは。


  「今回の事件で『(金日成主席の血を引く)白頭山の血統は
  殺さない』という原則が崩れた。
  (正恩氏の)統治を阻害する勢力、
  命令や指示に文句を言う人物、反旗を翻して脱北した人物、
  韓国の主要政治家などが次のターゲットになる可能性が高い。



wikipedia:金正男
wikipedia:金賢姫


引用者注:
金賢姫工作員は1987年12月、
バーレーンで拘束され韓国ソウルに移送された。
(同記事写真キャプションより編集して引用)