過労死認定基準未満が落としどころ


きょうのスクラップブックから。
朝日新聞2017年3月15日朝刊。
経団連と連合で交渉していた残業時間の上限規制について
経済同友会・小林喜光代表幹事の発言。



   (中略)
   繁忙月は「100時間未満」とするように
   安倍晋三首相が要請したことについて、
   「当事者でやるのが筋であることを
   忘れてはいけない」と延べ、
   あくまで労使交渉で決めるべきだった、
   との認識を示した。


   (中略)
   連合が主張していた
   「100時間未満」で決着する見通しになったことには、
   国の過労死認定基準が月100時間超になっていることから、
   「過労死の限界ぎりぎりという意味で、
   未満とするのが素直な落としどころだった」
   と話した。



この数ヶ月「働き方改革」で
国を挙げて大騒ぎしていたのはいったいなんだったのだろう。
100時間「以下」と「未満」の議論に
なぜこれほどエネルギーを使っていたのか。
首相が間に入って経団連、連合の手打ちさせたことにも
違和感を持った。
政治の民間への介入限度を超えているのではないか。
そんな折、小林の発言が目にとまった。
経済同友会経団連への鞘当てもあるのか。



本日の同居人夜食大王弁当。
豆ごはん。ベーコンオムレツ。焼き紅鮭。鯛さつま揚げ。
セリおかか和え。菜の花お浸し。
はっさくととちおとめのデザート。


(文中敬称略)