きょうのスクラップブックから。
讀賣新聞2017年6月28日朝刊。
舞台「オスロ」、トニー賞演劇部門作品賞受賞
ニューヨーク=橋本潤也記者
以下、同記事から引用。
中東和平の秘密交渉を描いた舞台「オスロ」が、
米演劇界最高の栄誉とされる
「トニー賞」の演劇部門作品賞を受賞し、話題を呼んでいる。
第三国の北欧ノルウェーが和平仲介に取り組んだ献身的な姿は、
トランプ米政権が追求する「米国第一」とは対照的とも言え、
トランプ氏に批判的な米国人の共感を呼んでいる側面もあるようだ。
オスロ合意に至る秘密交渉に携わった
「国際平和研究所」(IPI)代表でノルウェー出身の
テリエ・ラーセン氏(69)(引用者注:主人公のモデル)が
読売新聞の電話インタビューに応じた。
(中略)
—ノルウェーはなぜ重要な仲介役を担えたのか。
「中東各国と中立関係を保とうと努め、
特にイスラエルと良い関係を築いたことが理由だと思う」
—「オスロ合意」から日本が得られる教訓は。
「世界の平和や安定に貢献したいと考える国は、
(国際協調を優先する)多国間主義を支持すべきだ。
国連を支援し、多国間の対話や交渉にも
積極的に貢献すべきだ」
氏の発言は、中東を巡る日本外交を考える上で
示唆に富んでいる。